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産廃女子のおわり


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長かった時間がやっとやっと終わった。









お客さんからのセクハラや
他の事務員さんからのネズミ講の勧誘とか
慌ただしくばたばたと過ぎていくだけで
手の中から落ちていきそうな仕事を
必死にかき集める毎日だった。



そして今まで手の中にあった仕事がなくなって
ミスが起きないかひやひやすることからも解放された。



けれどやっぱり今のわたしの手の中には
なにもないように思う。
















2月半ばからwebスクールに通い始めて、そこから8ヶ月、
わたしは産廃女子だった。





それは自分にとって長すぎる1日1日を
すこしでもなにか価値のあるものに変えられるよう
すこしでもなにか希望を感じられるよう
わたしなりに見つけた
しあわせに生きるためのひとつの方法だった。





一度転職に失敗してからわたしが決めた
なるべく今の状況を楽しもうということは
自分にとって意味のあることだったし
毎日一切文句も愚痴も言わず
にこにことしていたわたしは本当に大人になった。



周りの人から今まで怒ったりしたことある?って
聞かれるぐらい明るくて元気に見せる方法を得たし
わたしが産廃会社で働いた意味はすごくあったと思う。












けれど、その裏でわたしは
毎日のスクールで帰りが遅かったり
ご飯食べながら寝ちゃったり
勉強がうまく進まなかったり
仕事でつらいおもいをしたり
当たり前のことなんだろうけれど
誰にも言えない状況だったから
ひとりでたくさん泣いたりもした。



働き始めてから1年間
耳は相変わらず聞こえづらいままだし
喉は詰まった感じが治らない。



身体の不調で涙が出ることもあったし
理由も分からないのに涙が出ることもあった。




振り返ればなんてことないんだけれど
その時はつらい毎日ばかりだった。






けれどそのおかげで今があるから
これはこれでよかったし
わたしは最善の選択をしたと思う。






















芸大卒、産廃会社で働く23歳ってテーマで
産廃女子を始めてから
webをやろうと決めてから
1年前のわたしとは違うわたしが今ここにいる。



すこしだけやすんで身体を治してから
またがんばろう。



ひとつ終わったから
きっとまたひとつ始めるんだ。












ずっと周りで支えてくれた友だちと親
産廃女子で知り合って励ましてくれた方々に
心から感謝します。



産廃女子はじゃなくなっちゃったけれど、
もっと努力してwebでごはんを食べていきたいので
これからもよろしくお願いします。




そしてなにより産廃女子をひとつのストーリーとして
すこしでも多くの人に楽しんでいただけるよう
わたしの人生のひとつひとつの出来事を
お伝えしていきたいなと思います。





それでは、みなさんありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


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