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あと32日


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今日すごくひさびさに
高校のときよく使っていた駅におりた。




おりるまでは懐かしく思うかなと思っていたのに
そこはもうわたしにとって
たくさんある駅のうちのひとつになっていた。





お気に入りだった服屋さんが
なくなっていたぐらいで
よく行った本屋さんも駅前の無印良品
そのままだった。





街はほんのすこしずつ変わっていっていて
けれどほとんどそのままだった。


だからあまり時間の経過は感じなかったのに
あの頃のわたしはもうそこにはいなくなってしまった。







中学のときの友達と月1ぐらいで会っていて
今日もその友達と会っていたんだけれど、
わたしはいつもその子に正論を言われて
ひどく傷付いて帰ってくる。







だいたい彼女はこんなことを言う。


仕事を短期間でやめること
次の仕事が決まっていないのにやめること
次の仕事が決まっていないのに旅行に行く計画を立てていること


そんなこと信じられない。







大抵それに対して
言い訳を言うんだけれどいまいち伝わらなくて、
もう無理だと思って必ず、



まあ人それぞれだしね、と言う。






けれど今日はそのあとに
仕事のストレスで起きている身体の不調までを
その子に話してしまって今すごく後悔している。





そんなこと言っても
彼女は特にわたしの身体を気づかう言葉もなく
ふーんといった感じだった。





きっと今もわたしが仕事をやめること
社会人として失格だと思っているだろう。






そのあとわたしが彼女に言われて
傷付いているということを
言葉にしようかと1分ぐらい考えたけれど
きっとこの子にはわたしの言葉は通じないと思ってやめた。







わたしはずるい人間だから
いつももっともらしい言い訳を考えて
自分を正当化してしまうところがあるのかもしれない。






今の仕事を続けて何を得るのだろうかとも思うし
やめるべきだとも思う。




答えはもうずっとずっと前から
決まっていたのになんでこんなに傷付いてしまうのかな。






わたしはもう彼女と会うのはやめるべきなのだけれど
そうしたら中学生のわたしは一体どこへ行ってしまうのだろう。





だからきっと来月も彼女と会って
ひどく傷付いてまたこうやって
意味のない文章を書いてしまうと思う。






人生は1度きりなのに
社会人として正しいことする必要ってあるのかな。





けれどこれはわたしの今の全ての選択が
社会人として駄目な行動だから
自分を正当化したいからそう思うのであって、
もしわたしが社会人として正しい選択を
出来る人間だったなら
今の自分のことをすごくすごく見下すと思う。





だから友達の言うことも正しいと思う。











歳をとるとどんどん
昔の友達と言葉が通じなくなってしまう。



最近出会った人とでも
言葉が通じないことがすごくある。





大人になるということは
そういう他人との関わりを
うまくやっていくことなのだろうか。








わたしは社会人として
正しくない選択をするのかもしれないけれど、
これから長い目で見て
最善の選択をしていると思う。




わたしはなるべくやりたいことをやりたいし、
食べたいものはなるべく食べたいし、
見たいものをなるべく見たい。






そうゆう選択出来るのって
今のうちだけだから
自由に生きてもいいよね。






辞表を出すまであと32日。





わたしは自分の選択は
自分にとっては間違いのない選択だって
言い続けていく。


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